俺の可愛い彼女
家でまったりと寛ぎ、彼女がシャワーから出てくるのを携帯を弄りながら忍足は待っていた。
メールボックスを開けば以前合コンで知り合ったのクラスメイトの友達だというA子さんからで懐かしいなぁ、と思いながら文面を読まずに消去して携帯を放った。どうせまた合コンやらデートの誘いだろう。
彼女できたから誘わないでくれと宣言したにもかかわらずこれだ。興味ないからええんやけど、と思っていたらバスルームのドアが開き、慌てて雑誌を読んでるフリをした。
いや、別に悪いことはしていないしする気もないが、なんとなく後ろめたい気持ちになっただけだ。
「侑士出たよー」
「おん。飲み物飲みかったら冷蔵庫に……」
さも雑誌の記事を読み終えたフリをしてこちらに近づく俺の彼女のを見れば、彼女は生乾きの髪を揺らしこちらを見ている。忍足は雑誌を持ったまま言葉もなく凝視してしまった。
目の前にはパステルカラーのもこもこと可愛いルームウェアを着たがいるのだがその格好が忍足の心臓を大きく跳ねさせた。パーカーにショートパンツて!ショートパンツって!何この子!俺が自分の脚に惚れとるって知ってて誘っとるん?!誘っとるんやろ?!
「…初めて見たな。その格好」
「うん。この前買ったの」
脳内でお祭騒ぎな台詞を吐いたが顔はいたって冷静に質問していた。こういう時のポーカーフェイスは特に役立つなと自分に感心した。
「かわええで、それ」と褒めればは照れた顔で小さくはにかみ、冷蔵庫があるキッチンへと逃げていってしまった。アカン、それ可愛すぎや。
合コン帰りにと再会してから献身的にアピールし続け、やっとお付き合いできるようになり、更にベッドインまで数ヶ月を要したがその甲斐はあったと忍足は満足していた。
念願だったの脚を心行くまで愛で、触って、舐めまくった時の彼女を思い出すとそれだけで下半身が熱くなる。あん時の"初めて"も貰ったんやったっけ。
「侑士?」
ぼーっとその時のを思い浮かべていれば目の前に本物のが現れ大いに驚いた。しかし、見た目はそれ程驚いてるようには見えなかったらしく、は忍足の分のペットボトルを渡すと開けたソファの隣に座り込んだ。
スラリとソファから伸びる白い足に思わず唾を飲み込む。めっちゃ触りたい。水を飲んでるだけでもエロく見えるとかホンマ罪な子やなこの子。
「どうしたの?さっきから」
「ん?」
「じっと見てるじゃん」
ペットボトルのキャップを閉め、それをテーブルに置いたが不思議そうに見てくる。いや、少しわかっとるみたいや。少しだけ眉を寄せ頬を染めてるに、忍足は背もたれに腕をかけ少しだけ身体を彼女の方へと向けるとも同じように身体をこちらに向けてくれた。
この子ホンマいい子やなぁ。ちゃんと話を聞こうとまっすぐ見てくれてるんやもん。
「初めてSEXした時のがめっさ可愛かった思てな」
「は?!…な、何いってるの?!」
忍足の言葉にはぶわっと顔を真っ赤にすると動揺した顔で声を荒げた。こんなまっさらな子を汚してしまい最初ほんの少し罪悪感を感じたが、身悶えながら泣きじゃくるを見ていたら罪悪感も理性もポーン、とぶっ飛んでいた。
「があんなにも脚攻められんのが好きやと思わなくてな。恥ずかしそうに腕で顔隠すとこなんかごっつ股間にキたで」
「だ、だってあれは!侑士がしつこくずっとずーっと脚触ってたから…!今迄あんな……っもう!侑士のせいだからね!」
というか、下ネタ禁止!と怒ったは、さっきよりも顔を真っ赤にして俺の太股をペチンと叩いた。
あの頃は情事どころか自慰すらろくにわかってなかったのだから与えられる刺激に戸惑って怖くて泣いてしまうのは仕方ないことだった。
その時の感情をも思い出してしまったのだろう。相手がとても悪かったとしかいいようがない。
「おん。俺の責任やから、責任持ってのことぎょーさん愛したるわ」
背もたれにかけていた腕を伸ばし、の頬を掠めるように髪を梳かすと彼女は口を尖らせ目を伏せた。そして再び視線を絡め少し前のめりに顔を近づければも顔を寄せてきて触れるだけのキスをした。
なんだかんだいうてもは俺ことがめっちゃ好きで、SEXも好きやからな。そうなるように俺が仕込んだのもあるけど、この子見た目に反してエロいことに興味津々だったみたいで長時間SEXしててもちゃんと付き合ってくれる末恐ろしい娘なのだ。
最初は淡白そうだなと思っていたし表情のパターンもそれ程ないかと思っていたが、心を開いてもらってからはどんどん可愛く思える表情や仕草を見てしまい予想以上にどっぷりハマってしまっている。
今だってキスしてるだけで気持ち良さそうに、でもまだ少し恥ずかしそうにする顔が見え、それだけで胸が躍った。
「フッその顔かわええな」とちゅ、ちゅ、と鼻先や頬にしてやると薄目を開いたが忍足の首に腕を絡め、唇に忍足がしたのと同じようにちゅ、ちゅ、とキスを仕返してきた。スイッチ入ったな。
キスをしながら忍足は空いた手で擦るようにの頬を覆い、そして耳や頬を指の腹で掠めていく。それを何度か繰り返し首筋に移せばの身体がぴくんと反応した。
「は、ん…」
互いの唇を食みながら両手を使いの身体を服の上からゆっくりと撫でていく。胸や腰の反応を見ながら手の平で何度も往復しそして太股を軽めに指で引っ掻くと「は、ぁ」と吐息と一緒にの唇が離れた。ホンマ嬉しいほど感じる子に育ってくれたわ。
「もうチュウしてくれへんの?」
「……する」
とろんと潤んだ目で吐息を吐くに笑みを浮かべて聞けば、彼女は赤く腫れた唇を一文字にして忍足の唇に己のそれを重ねた。
乗ってきたに合わせてソファに片足を上げた忍足はその足を正座のように折り曲げると、を引き寄せ抱っこするように抱えた。の両足を下ろしている膝の上に乗せ、手の平で満遍なく触りもう片方の手は背中やお尻を撫でた。
時折こめかみや耳、首筋にキスをしたり吸い付くとは色っぽい声をあげてはぴくんと反応を見せた。その頃になると腕に回していた手が下りてきてより感じるところを触る忍足の手を止めるように掴んだり跳ね除けたりしていた。
「なんや。したくないん?」
「…そうじゃないけど、まだダメ」
ぐっと閉じたままの内股に手を差し入れようとしていたのがお気に召さなかったらしく、唇を放し伺えば赤い顔のが視線を逸らしたまま「他のところならいいよ」と答えた。ほう、そう来るか。
「ほなら、別のこと触らせてもらうわ」
「え、あ、ちょっと!」
「他のところならいいいうたんはやろ?」
「だけど、ん、んん」
撫でていた太股から手を放した忍足はそのままパーカーの下に手を入れ迷わず何もつけていない柔らかい胸に触れた。
押し上げるように包み込んできた忍足の手にはビクンと反応して逃げようとしたが、忍足のもう片方の手は腰に回っていたし硬くなった先端が動く度に忍足の手で擦れて色めいた声が漏れた。
「ゃ、あ……ん」
「ん?嫌なん?…止めるか?」
「……侑士の意地悪」
手の平で包み込み円を描くように胸を揉んだり、するりと脇腹や下腹を撫でるとがたまらず声を漏らした。
怒った顔のまま目と口を閉じたに忍足は「かわええなぁは」とフッと笑い、そのままキスをした。唇を食べるように舐めればがまた反応しと口を開く。すかさず舌を差し入れればチロリと小さな舌が掠り「ん、」と鼻につく声が漏れた。
唇を離せば瞼を開いたがもっとといわんばかりに見つめてくるのでもう1度唇を合わせ今度は薄く開けられた口に舌を差し入れた。
最初こそ怖がって逃げ惑ったりおっかなびっくりといった感じに舌を絡めてきた彼女だったが、今は差し入れた忍足の舌をちゅっと吸ったり悪戯げに忍足の舌先をチロチロと舐めたりしてくる。
まだ舌を絡めるのは恥ずかしいとか苦しいとかいっていたから無理強いはしないが少し物足りない気がしての舌を吸い、舌先で歯茎や唇を優しくなぞった。
「はぁ、ん」
「気持ちええか?」
「…うん」
頬を唇で伝い、再びこめかみや耳、首筋にキスを落とす。下腹辺りを撫でていた手を再び胸に戻し持ち上げるように触ると「ふぁ、ぁ」と気持ち良さそうな声が漏れた。
そろそろええか、と思いソファの手すりを枕にを寝転ばせた忍足は背に回していた手を今度は服の中に入れ、もう片方を無防備になった太股の内側を撫でた。
「あぁ…っふぁ…」
「なんや、声止まらんくなったな」
「…だってぇ」
「そんなに気持ちええの?」
わかってはいたがどうしても聞きたくてニヤニヤした顔で(でもには格好よく微笑む程度で)、見つめればはとても恥ずかしそうに「…うん、」と頷いた。アカン。その顔クるわ。
「ん、侑士の手、気持ちいぃ」
「そうなん?」
「うん。魔法みたい」
すごくふわふわした気持ちになれるの、とふにゃりと微笑んだ顔が純白の天使にすら見えて忍足はたまらずもう1度キスをした。この子俺の心臓止める気やろか。めっちゃかわええんやけど。
そう思うと余計にムラムラして太股の内側を擽るように付け根まで撫で上げればの嬌声と一緒に足が跳ね、胸をこね硬くなった先端を指で弾けばそれでも足が跳ねた。
「ん、ぁ、やぁ、ん…ぁ、」
太股の際どいところや乳首を弄るたびにの身体が反り返り、与えられる刺激から逃げようと身を捩る。その身体がソファからずり落ちないように彼女の片足を自分を跨ぐように置き元の位置に固定させると潤んだ瞳が忍足を見ていた。
「ん?どうした?」
「…んーん。なんでもない」
「もういれてほしくなったん?」
「ち、違うもん!」
上気した顔と荒い吐息のを余裕の表情で眺めつつ彼女の両太股を両手で優しく撫でれば、の腰が悩ましげに揺れたので小さく笑った。
そのせいでは怒ってしまったが止める気など到底ないことはお見通しだったので足の付け根をぐるりと撫でた。それから親指でが恥ずかしくて気持ちいい弱い所を少しずらして撫でるとまた腰が揺れ涙目で睨まれた。
「…絶対わざとでしょ」
「が可愛くてエロいから手が止められんねん」
悪い手で堪忍な、と笑った忍足はその口でにキスを落とすと、パーカーのファスナーに手をかけた。
ゆっくりとスライダーを下ろしていけば白いデコルテが見え、それからふっくらとした双丘が視界に入った。そのままファスナーを全部下ろすと胸だけ隠すように引っ掛かっているパーカーをずらし見えるように前を肌蹴させた。
「やだ。あんまり見ないで」
「何で?かわええのに」
じっくりとの胸を堪能していたら恥ずかしそうに腕で隠すので忍足は脇腹を撫でつつ頬にキスをした。掠めるような触り方に段々感じてきたのかもじもじしながらは「だって胸小さいし」と顔を背けてしまう。
何をいうてんのかな。この子は。そんな可愛いことされたら腕を動かないように押さえつけて泣くほど喘がせたくなるじゃないか。
「そんなことあらへんやろ。のおっぱい、俺は好きやで。すっぽり手に収まって白くて揉み応えもあって柔っこくて、乳首なんかも」
「きゃーっ!もういい!もういいから!!」
突き上げる度にぷるんぷるん揺れる胸を見た時この子おっぱい思ってたより大きいなぁ、と感慨深く思っていたが当の本人は自分の胸のなさ具合が気になって仕方ないらしい。
世の中的には大きい方がいいという男もいるが忍足は別に胸に重きを置いていない。そう素直に答えれば首まで真っ赤にしたに両手で口を閉じさせられた。
「はおっぱい大きい方がええんか?」
「?…え?………………違う、けど。……ぁ!」
「ならこのままでええやん」
塞いでいた手を外させ聞き返せばは目を瞬かせ質問の意図がわからない顔をした。そらそうやな。それから『だって男の人って胸が大きい方が好きなんじゃないの?』という顔をしつつも否定したので忍足はにっこり微笑み白くて柔らかいの胸を優しく揉んだ。
程よい弾力と大きさが心地いい。形を変えながら柔らかい胸を揉むと反応したが小さく嬌声を漏らして忍足の股間が寄り一層熱くなる。指先で先端の周りを円で描きゆっくり焦らしていくと一層の息が荒くなる。
もう片方は持ち上げるように揉みながら舌先で同じように円を描くようになぞり、何度か行き来をした後硬く立ち上がった乳首の前で舌先を止め彼女を仰いだ。
すぐ絡まる視線に思わず微笑む。口を薄く開き期待と情欲を滲ませた瞳にじっと忍足がすることを見ていたのがわかる。そんな彼女の期待に応えるように忍足は口を開くとカプリと胸ごと食べた。
「はぁ、ぁん…っ」
歯を立てないように唇と舌だけで刺激を与えればビクン、と逃げるように後ろに下がったがソファの座面に背を預けている今は逃げることも叶わず、乳首を舌で転がされながらもう片方は指で何度も弾かれたり押しつぶされたりしてはたまらず身を悶えさせた。
「…っ…ぁん」
「…せや。今度一緒に下着買いに行こうな」
「?…っえ?」
「胸が小さい思うのは下着のサイズ間違えてるだけかもしれんやろ?」
ちゅぱ、と音を立て唾液塗れになった乳首を離した忍足はにこやかに提案し、「ちゃんと計ってもろたらサイズ変わると思うで」といってぼけっとしているの口にキスをしてやった。
合コンの時も思ったがは自分の格好に無頓着なのだ。"人が不快にならない程度"、"年相応っぽい服装"はなんとなくわかってるようだが自分をより可愛く綺麗に、とか、見た目にお金をかける、という考えは殆どないに等しい。
だからこそ今日のこのルームウェアを見て驚いてしまったのだが。
「なぁ。もしかして、このルームウェア俺に見せる為に買うてくれたん?」
「…………うん」
脚を強調した服に間違えようもなかったがあえて質問すれば、肯定で返され忍足は脳内で激しく悶えた。アカン、もうそれだけでイってまう…っ
恥ずかしげに目を伏せて頷くに忍足は顔を近づけると触れるだけのキスをした。それを何度も繰り返し耳元で「おおきにな。めっさ嬉しいわ」と囁き耳をなぞるように舌先を動かし耳の中にも舌を入れて愛撫した。
「はぁ、……ぁぁん」
ふるる、と身体を震わすの身体を確認するかのように上から下に手と唇でなぞりながら忍足はソファから降りた。を再び背もたれに寄りかかるように座らせ自分は彼女の足の間に座り込んだ。
着ていたTシャツを脱ぎ捨て胡坐をかいたまま綺麗でいつ見ても飽きないの脚を目で愛撫する。
「。脚閉じたらアカンて」
「だって、恥ずかしい…」
「もっと恥ずかしいこといつもしてるやん」
もじもじと脚を擦り合わせ閉じようとするを手で制し、ゆっくり足先まで撫で付ければ「ふ…っん」と気持ちよさ気にの腰が動いた。忍足の言葉にじと目で睨んできたも何度も脚を擦られるうちに身を任せるように目を閉じる。
それを見た忍足も彼女の足を撫でながらちゅ、ちゅ、と太股や膝頭にキスをしたり軽く歯を立てたりしてが感じやすいように刺激を与えた。太股の内側も弱いが何気に裏側の弱くて膝を立てさせ舌先で舐めあげたら嬌声と一緒に身体が反り返った。
「侑士ぃ…」
「わかっとるよ。さぁ今度はこれ脱ごうな」
もう我慢できません、という顔で見てくるに、俺もはよにアレいれてアンアン啼かせたいわと思いつつも平静を装いショートパンツに手をかけた。しかし、それを脱ぐことは抵抗があるらしくの手にショートパンツを掴んだ手を捕まれてしまう。
どうしたものかと考えたがそれはすぐに答えが出た。
「ひゃんっ!」
「がその手放さんのやったらこのままするしかないなぁ」
「あ!ぁん!やっゆぅし…っああん」
目の前にあるが1番恥ずかしいと思っているところにキスをしたり鼻をぐりぐりと押し付けたりすればわかりやすいほど反応してきた。
ビクビク反応する身体に「どうする?このままやとも俺も気持ちくなれんで?」と駄目押しすればは赤い顔で眉を寄せながらも掴んでいた忍足の手を放してくれた。
ショートパンツとショーツを一気に下ろせばのあそこは見てわかるほどぐっしょり濡れていてそれだけで体温があがる。ショートパンツに顔を押し付けた時も十分湿っていたが、こうやって間近で見ると今すぐにでも襲いたい衝動に駆られる。
痛いくらい腫れている自分の股間を気にしながら膝を立てた忍足は手で隠そうとするの手の甲にキスを落とした。
「…ぐしょぐしょやな」
「だから嫌だったのにぃ…」
やだもう、と顔を隠すに「のここはいつも大洪水やから見慣れてもうたわ」と茶化せば「侑士のバカ」と顔を隠したまま罵られた。
「こないな恥ずかしい格好しとるにイジられても全然堪えんなぁ。むしろ燃えてきたわ」
「…あ、」
「今日は朝まで抱き尽くしたるから覚悟しいや」
腰を抱え、自分の方へと引き寄せると敏感になっているあそこに息を吹きかけニヤリと笑った。
「それ、いつもじゃなぃ」と言い返してきたの声も忍足がぺろりと舐めた途端息を呑む音がして逃げるように腰が引けた。
そうさせないように腕を足に絡めて固定した忍足は顔を近づけとめどなく溢れている愛液の中に己の舌を沈ませた。
「は、ぁん!あ、あぁっあっあっあっ!」
舌を上下に使いぴちゃぴちゃと卑猥な音が部屋に響く。それを掻き消すようにのあられもない声が忍足の鼓膜を揺らしより一層舌の動きを早めた。
固定してる忍足の腕を引き剥がそうと掴んできたり、忍足の髪を掴んだりしたがその力は弱く、その両手を拘束するように掴んでやればの悶える魅惑的な姿がよく見えた。
「やだっダメ!そこダメっ」
舌をぷっくりと腫れ上がった先端に移せばはもっと身悶え忍足の腕に爪を立ててくる。その心地いい刺激に忍足は押しつぶすように絡めていた舌を先程と同じような舌使いで動かした。
それでなくても敏感になっていたのそこは忍足の刺激に耐えられず、程なくして悲鳴に近い嬌声をあげ達した。
ビクビクと余韻に反応する肢体と流れ落ちる愛液に忍足はたまらずしゃぶりついた。じゅるじゅると音を立てながらすすればの身体はまた跳ねて「はぁ…ん」と艶かしい声と一緒に身体をいやらしくくねられた。アカンもう俺、持たんわ。
「…ええか?」
「?侑士の、しなくていいの?」
「次でええわ。それよりもはよの中にいれさせて」
我慢の限界やわ、と漏らせばは嬉しそうにふにゃりと笑い「しょうがないなぁ」とキスをしてくれた。くちゅくちゅと音を立てながらディープキスをし、手早くジャージを脱いだ俺はに跨るようにソファの端に乗り上げ今にも爆発しそうな己のそれを押し当てた。
「はぁ…入れただけでイってまうかもしれんわ」
「そしたらまたすればいいよ」
明日休みなんだし、と微笑むに忍足も笑ってキスをした。
「はっ……あ……ぁ…」
「あぁ…、」
ぐちゅりと卑猥な音を立てて挿入すればの身体がいやらしくくねる。半分まで入れてキスをすればの中がきゅうっと絞まった。たまらず腰を動かせば「ぁ、ふぁ」と半開きになったの口から喘ぐ声が漏れる。
「気持ちええ?」
「ぅ、ん…いい…」
「もっと奥にいれてもええか?」
「は、ぁん。…ん、来てぇ」
腰を抱え奥に進めればの中がきゅ、きゅと絞まり眉間にシワを寄せた。アカン。さすがにここでイったら早過ぎやろ。そう思い、今にも爆発しそうなのをグッと堪えさっきよりも腰を緩く動かした。
唇を食んでいたの口からは「あ、あ、あ、」と気持ち良さそうな喘ぎ声が漏れる。忍足はもっと気持ち良くさせたくて抜けるギリギリまで引き抜き、そのまま背もたれにぶつかるように勢いよく突けばの身体が大きくしなった。
「あぁ、あ、んぁ、気持ちいぃ、そこ、好きぃ」
「…はぁ、もっと気持ちようしたるな」
「ぅん……ああん!ぁん!あん!あ!」
抱えていた腰から手を放し、膝裏に手をいれそのままぐっと足を開かせた。いつもなら恥ずかしがるも入ってきた熱に拒否するどころかあられのない声をあげもっと欲しいと腰をくねらせてくる。
が好きなところをぱんぱんと突けば、嬌声が更に大きくなり、丸見えになっているあそこは忍足自身を絡めるように更に濡れた。
暫くぐちゅぐちゅと卑猥な音との嬌声だけが部屋に響いていたがきゅうっとさっきよりも強い締め付けに忍足はベッドから下りた。をソファに横たわらせ、彼女を覆うように片足だけソファに乗り上げた。
の身体はうっすらと赤く火照っていて、荒い呼吸で上下する胸があまりにも魅惑的で思わず手が伸びた。
「あぁ…ん、」
ゆるく円を描くように揉めば白い乳房は柔らかく形を変えの身体が跳ねる。「の身体はホンマエロいなぁ」と笑えば潤んだ瞳が忍足を睨み、「侑士のせいだもん」と可愛く拗ねられた。
「を開発したんは俺やけど、元々エロい素質あったで」
「ち、違うもん!侑士がエロいことばっかりするから…侑士に会うまでは普通だったよ!」
「俺の身体とかあそこじっと凝視しとったんはどこの誰やったかな?」
「あ、あれは…っ侑士が見ろっていうから…っだって、男の人のあそこがあんな風になるなんて思ってなかったし!」
「やって見られてるだけで濡れてまうやん。……あ、そないなことをいうならにはお仕置きせんとな」
「え、お仕置きって……ゃん!」
「こっちにもお仕置きしたろ」
「ぁ…!ん!…やぁんっ…もう、乳首はだめぇ…っ」
敏感になっている乳首を指で弾けばの腰が浮き、もう片方を唇で食めば腰がいやらしく揺れた。ダメ、といいながらも首に腕を絡め逃げられないように胸を押し付けてくるに忍足はまた笑って彼女の可愛い乳首をコロコロと舌先で転がした。
「はぁ、はぁ…ん。…はぁ、またイきそう…」
「気持ち良さそうに善がってたもんな。ほなら一緒にイこか」
ビクビクッと反応するの胸から口を離すとトロンとした顔の彼女が荒い呼吸の合間に漏らす。忍足は彼女の頬や髪を撫で付けると軽い口付けをして微笑んだ。
しかしそれを聞いたは何故か「一緒はいいけど侑士も気持ちよくなってくれなきゃやだ」と、口を尖らせている。
気持ちいいから一緒にイこうといったんだけど、と思ったがは自分ばかり感じてしまっていたのが恥ずかしくなったようで、そんな彼女を微笑ましく眺めていたら「んもう!侑士、早く!」と両手を広げ怒った顔で催促された。そんな赤い顔で怒られてもかわええだけやん。
照れ隠しで怒る可愛い彼女に引き寄せられるように顔を近づけキスをした忍足は薄く開けたの口の中に舌を出し入れすると、も合わせるように忍足の口に自分の舌を差し入れ絡めてくる。
「ふぅ…ん」と気持ち良さそうな鼻に抜ける声に髪や身体を何度も撫でつけの唾液をすすった。
頬や上下する胸にキスを落とすと彼女の片足を肩に掛ける。十分に潤い濡れそぼったそこに自身を宛がうとを焦らすように見つめ、そして貫いた。
「ぁ、くぅん…っ」
「…っ」
そのまま激しく腰を打ち付ければの身体が跳ね弓なりになる。苦しそうな表情を見ながら細い腰を引き寄せ深く突き刺せばの喘ぎ声が部屋中に響いた。
「はぁ、はぁ、の中あったくて気持ちええで。ぐちゅぐちゅいうてんのわかるやろ……はぁ、気持ちよすぎて腰止まらんわ」
「っ、ゃだぁ……今言わないで…っ」
「見てみぃ。のココ、こんなに溢れてんで。きっと尻もソファもびしょびしょやな」
「だめぇ、ああ…っゆうしぃ…っ」
「中もきゅっきゅ絞まってごっつ気持ちええよ……はぁ、はぁ、なぁのココ、俺以外の入れんといてな?俺だけ感じてな?俺とだけ気持ちええことしよな?」
「ぅん…っする、するからぁ…っゆうしと以外えっちしないからぁ…っ」
「はぁ、はぁ……も気持ちよぅなってな」
ぐいっと股を開かせ見せようとしたらは悶えながら顔を隠す。それがたまらなく可愛くてそそられて言葉で攻めてしまうのだが、理性が飛んだは更に淫らに乱れて忍足の最後の理性の欠片を吹っ飛ばした。
に圧し掛かると忍足自身が更に深く刺さり先端が奥に当たる感触がした。足を肩にかけてるのもあって小刻みに揺らすだけでの身体は快感に悶える。
かき回すように動かせばぎゅうぎゅうとさっきよりも強く締め付けられ忍足の顔が苦痛に歪んだ。
「はぁ、はぁ!…あん!あっあっあっあぁん!」
「、、イくで」
はぁはぁ、と浅く息を吐き身体を起こせば汗ばんだ身体を揺らすが映り忍足は限界だとばかりに激しく腰を振った。深く繋がった場所から卑猥な音が響きが悲鳴混じりに悶える。押し寄せる快感に腰を掴んでいる忍足の手を握り爪を立てた。
「侑士っあ、はぁ…っあっあっあっああっ!だめっだめぇ!」
「っ!は、ぁ…くっ」
「あああっ!ああ!っ…は、あああああ……ぁっ」
「っ……う、くぅ…」
ギシギシとソファが激しく揺れの嬌声がこれまで以上に大きく部屋に響き、そしてぱたりと軋む音が止んだ。
「はぁ…はぁ」と荒い呼吸を繰り返すは何度かビクッビクッと身体を快感で痙攣させた後、ソファに沈むように身体を横たえた。忍足も肩にかけていた足を下ろすと崩れるようにに覆いかぶさった。
呼吸を整えながら吐き出された快感の余韻に浸っていると「…重ぃ」と小さな声で抗議され、忍足は視界に入った首筋にキスを落とした。
「違う。キスで誤魔化さないで」
「〜。もっとイチャイチャしようや」
「イチャイチャはしたいけど、重いの」
「はいはい。わかったわかった。ちゅーしたるから」
「それも違うってば!……ぅむ、ん」
顔を上げればまだ浅い呼吸を繰り返しているがいてどくどくと重なるように聞こえる心拍数にまだ余韻に浸ってるのだとわかる。でも、それ以上に忍足が重いらしい。
失礼な、と苦笑した忍足は我儘な唇を塞いでやり、入れっぱなしにしていたそれを軽く動かした。余韻と一緒にキスを楽しんでいればも応えるように背に手を回し目を閉じる。
時折、緩く動かしているそれに反応して「はぁ、ん」と吐息を吐くのが異常なほどに色っぽくに可愛かった。
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第2R開始。
2016.01.16